自然災害リスクの情報を知る

自分の住んでいる場所の自然災害リスクにはどのようなものがあるのか、転勤が決まったが少しでも自然災害リスクの少ないところに住居を決めたい、老後はできれば自然災害リスクの少ないところに住みたい、など自然災害リスクの情報を知りたいという動機は様々だと思います。日本に住む限り自然災害リスクを0にすることはできませんが、自然災害リスクを知ることで少しでもリスクを減らすことができる可能性が高くなります。また、住まいを決めるときでもその場所の自然災害リスクを知ることで住まいの利便性(駅からの距離、買い物の便利さ、教育、通勤のしやすさなど)と自然災害リスクを両天秤にかけて決めることができるようになります。利便性が優れば、自然災害リスクを受け入れた上で保険でカバーするという考え方もできるはずです。

それでは、自然災害リスクの情報を知るにはどうしたらいいのでしょうか?このページは、下記に示す自然災害リスクの情報を知るために役立つサイトを紹介し、どのように見たらよいのかを例示できればと思います。少しでも参考になれば嬉しい限りです。

ハザードマップポータルサイトの紹介 ー 国土交通省が作成した各自治体のハザードマップのポータルサイト。全国の自治体が作成した揺れ、液状化、津波、高潮、洪水、内水氾濫、土砂災害等のハザードマップを検索してみることができる。自然災害リスクの情報を知る上では非常に重要なサイト。

地震ハザードステーション(J-SHIS)の紹介 ー 防災科学技術研究所が作成した揺れの確率論的評価(例えば、今後30年間に震度6弱以上の確率は?%という評価)を中心に地震動に関する様々な情報を発信しているサイト。

地理院地図の紹介 ー 国土地理院の地図や航空写真を表示できるサイト。特定の場所の標高や地形が分かりやすい。地震の被害を受けやすい造成地(盛土、切土)の位置が分かるのが特筆すべき点。

ただし、注意すべき点があります。こうしたハザードマップは予測した結果がほとんどですので、もっともらしく一つの数値で評価されていますが、実際にはかなり幅のあるばらつきがあるものですので、かなりの誤差を含んだ数値であることを十分に留意しておく必要があります。

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