気象台観測点での1日の平均気温の最低値

気象台_1991年~2020年

管区気象台及び地方気象台の56観測点の1991年1月1日~2020年12月31日の10958日間の日別の平均気温のデータから、当該30年間における観測点別の1日の平均気温の最低値を調べてみました。調べた結果が冒頭の分布図と下の表となります。

表 1991年~2020年における観測点別の1日の平均気温の最低値を記録した年月日とその値

地点名年月日平均気温(℃)地点名年月日平均気温(℃)
札幌  20190208-11.5名古屋19970122-1.6
函館  20190208-10.9津    19970122-0.8
旭川  19940130-18.8彦根  19990204-2.1
室蘭  20190208-10.3京都  20040122-1.2
釧路  20000126-15.7大阪  20040122-0.1
網走  20000126-14.9神戸  20160124-0.8
稚内  19960131-14.3奈良  20040122-1.7
青森  19960131-7.8和歌山20160124-0.4
盛岡  20010117-8.9鳥取  20160124-3.5
仙台  19960202-4.8松江  20160124-3.5
秋田  19960131-5.5岡山  20160124-2.2
山形  19960202-6.8広島  20160124-2.2
福島  19960202-4.7下関  20160124-1.7
水戸  19960202-2.8徳島  20160124-2.1
宇都宮19970122-2.8高松  20160124-1.2
前橋  19970122-2.1松山  20040122-0.7
熊谷  19960202-1.1高知  20160124-0.2
銚子  19960202-0.1福岡  20160124-2.0
東京  201801250.0佐賀  20160124-3.3
横浜  201402080.3長崎  20160124-2.4
新潟  19960202-3.7熊本  20160124-3.0
富山  19960202-3.5大分  20160124-1.7
金沢  20010115-2.6宮崎  201601240.3
福井  20180125-1.9鹿児島20160124-0.4
甲府  20050102-2.1那覇  201601249.2
長野  19960202-6.8宮古島201601249.6
岐阜  20110116-1.7石垣島201601249.5
静岡  199602021.2南大東2016012512.2

30年間に気象台56地点中50地点が少なくとも1日は平均気温が氷点下の0℃未満の日を記録したことになります。北海道の7地点はいずれも-10℃未満を記録しています。30年間で平均気温が0℃未満となっていないのは、南西諸島の4地点と南西諸島以外では東京、横浜、静岡、宮崎の4地点だけでした。56地点で1日の平均気温が最低を記録した日の値のTop3は次のとおりです。

1位:旭川 1994年1月30日 -18.8℃、2位:釧路 2000年1月26日 -15.7℃、3位:網走 2000年1月26日 -14.9℃

いずれも北海道内の地点となります。

各地点で30年間で1日の平均気温が最低を記録した年に着目すると、1994年が1地点、1996年が13地点、1997年が4地点、1999年が1地点、2000年、2001年が2地点ずつ、2004年が4地点、2005年、2011年、2014年が1地点ずつ、2016年が21地点、2018年が2地点、2014年と2016年が2地点ずつ、2017年が4地点、2018年が2地点、2019年が3地点となっています。2016年が21地点と最も多く、次いで1996年の13点となっています。

月別に着目しますと1月が41地点と最も多く2月が15地点でした。最も早かったのは甲府の1月2日、遅かったのは札幌、室蘭、函館、横浜の2月8日でした。

さらに特定の日付に着目すると2016年1月24日が最も多く20地点、次いで1996年2月2日が10地点でした。2016年1月24日は南西諸島を含む西日本一帯の観測点で、1996年2月2日は東北南部、関東、北信越、東海の東日本の観測点で記録しています。ちなみに56観測点平均の1日の平均気温の低さでは2016年1月24日は30年間で3位、1996年2月2日は1位でした。 

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