気象台観測点における30年間の平均月間日照時間

　管区気象台及び地方気象台の56観測点の1991年1月1日～2020年12月31日の10958日間の日別の日照時間のデータを集計して、観測点ごとに平均的な月間日照時間を算定しました。その結果を下表に示します。このうち、特徴的な５地点を抽出して、１年間の月間日照時間の推移を冒頭のグラフに示しました。

表　気象台観測点における30年間の平均月間日照時間（時間／月）

　１年の月間日照時間の推移は地域によって大きく違うことが分かります。月間日照時間が最長となるのは、最も多いのが８月の25地点、２番目が５月の17地点、３番目が１月の７地点、月間日照時間が最短となるのは、最も多いのが１月の21地点、２番目が６月の13地点、３番目が12月の10地点でした。グラフに示した特徴的な５地点のうち、札幌は５月がピークで冬が極端に短いパターン、前橋は冬、春が相対的に長く、夏・秋が相対的に短いパターン、大阪は５月と８月にピークがあり冬が相対的に短めのパターン、宮崎は７、８月が長め、６月が短いものの、年間を通して６月以外は平均的に月間日照時間が150時間を超えているパターン、石垣島は７月にピークがあり、冬が極端に短いパターンとなっています。