2023年6月1日～3日の台風2号と梅雨前線による降水量

台風２号と梅雨前線の活動により、６月１日～３日にかけて全国の多くの地域で大雨が降りました。消防庁災害情報の令和５年梅雨前線による大雨及び台風第２号による被害及び消防機関等の対応状況（第１１報）(令和５年６月９日)によると死者5名、住家被害合計8,588棟の被害が発生しています。この大雨により亡くなられた方およびそのご遺族の方には謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。災害情報によると何らかの被害が発生した県は19都府県にのぼっています。そこで、気象庁のアメダス観測点の毎正時ごとの時刻別データを利用して、被害が発生した下記の19都府県の観測点の６月１～３日の３日間のうちの最大1時間雨量、最大3時間雨量、最大6時間雨量、最大12時間雨量、最大24時間雨量、72時間雨量を集計しました。都府県名をクリックするとその都府県の観測点の結果を一覧でみられるようにしています。地域ごとにどの程度降雨があると被害が発生するのかの対象の目安になるかもしれません。なお、データが得られないなど3日間で降水量が0の観測点を除いています。

茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、愛媛県、高知県、鹿児島県、沖縄県

参考までに19都県のアメダス観測点において2023年6月1日～3日の72時間雨量のTop10は下記のとおりです。箱根を除くと東海地方の観測点となります。箱根も静岡県の県境に近いので、東海地方で３日間の雨量が特に多かったといえます。

19都県のアメダス観測点において2023年6月1日～3日の72時間雨量のTop10